MENU

野田市郷土博物館(野田市)|醤油の町の歴史と文化を学ぶ

目次

野田市郷土博物館の魅力

野田市郷土博物館は、昭和34年(1959年)に開館した千葉県で最初の登録博物館です。正倉院の校倉造をイメージした建物は、京都タワーや日本武道館の建築家として知られる山田守の設計で、山田守建築の特徴である滑らかな曲線が柔らかい印象を与える内装となっています。令和3年(2021年)には国登録有形文化財に登録されました。野田市ならではの押絵扁額「野田醤油醸造之図」や江戸時代の醤油醸造工程模型など、醤油の町・野田の歴史と文化を学ぶことができる貴重な博物館です。同じ敷地内には醤油醸造家・茂木佐平治家の邸宅「旧茂木佐平治邸」(国登録有形文化財)が市民会館として現役で活用されています。

見どころ

山田守設計の建築

野田市郷土博物館の建物は、日本武道館や京都タワーなどを手がけた建築家・山田守による設計です。正倉院の校倉造をイメージした外観と、滑らかな曲線を活かした内装が特徴的で、館内は吹き抜けが気持ちよく、ユニークな設計が施されています。1階は特別展・企画展、2階では四方をぐるりとまわって常設展を見ることができます。階段を登ってすぐ右側に配置された高瀬船の模型は、川の浅瀬も航行しやすくするために平らな船底であることを来館者に見て欲しいという学芸員の想いから、あえてこの位置に展示されています。学芸員たちのこだわりが随所につまった展示空間です。

醤油の町・野田の歴史

常設展では野田の歴史を時代ごとに紹介しています。17世紀中頃、利根川・江戸川という二大河川を活かした水運により、野田の町が誕生・発展していった様子が展示されています。今上、中野台などの河岸(船の発着場)には東北と北関東の年貢米、醤油原料の小麦・大豆・塩、そして江戸へ出荷される醤油など大量の物資が行き交い、荷物の積み下ろしを管理する問屋や船頭、荷物を運ぶ人々で賑わいました。押絵扁額「野田醤油醸造之図」や江戸時代の醤油醸造工程模型は必見です。

明治から昭和の野田

明治20年(1887年)、野田の醤油醸造家は野田醤油醸造組合を結成し、原料や商品の価格統制、博覧会への共同出品などを行いました。各醸造家はそれぞれ醤油の銘柄を示す印(商標)を用いて商売をしており、大正初めには印の数は200種類以上にも及んだと言います。大正6年(1917年)、野田と流山の醤油醸造家8家が合同し、野田醤油株式会社(現在のキッコーマン株式会社)が誕生しました。この時期から昭和初期にかけて、大きな工場を取り囲むように商店や住宅が並ぶ企業城下町・野田の基礎がつくられました。学校、銀行、水道、講堂など近代的で大規模な施設が県内でもいち早く建てられた様子も展示されています。

旧茂木佐平治邸(市民会館)

同じ敷地内にある野田市市民会館は、野田の醤油醸造家である茂木佐平治家の邸宅で、大正13年(1924年)頃に建築されました。2024年には建築100年を迎えた貴重な建造物です。昭和20年代後半まで実際に生活が営まれ、その後野田市に寄贈されて昭和32年に市民会館として開館しました。アールデコ調の装飾が施された洋館部分が美しく、現在でも市民の文化活動の拠点やCM・ドラマのロケなどで幅広く活用されています。国登録有形文化財に指定されており、土日祝日には「むらさきの里 野田ガイドの会」による常駐ガイドもあります。

周辺の醤油関連施設

野田市郷土博物館から徒歩約5分の場所には、キッコーマンもの知りしょうゆ館があります。無料でキッコーマンと醤油の歴史について学べるデジタル年表や、醤油容器の変遷などの企業資料が展示されており、見学後には醤油のお土産ももらえます。また、上花輪村の名主を務めるとともに醤油醸造業を営んでいた髙梨兵左衛門家を保存公開している上花輪歴史館もあり、江戸時代から昭和初期までの建造物や庭園「髙梨氏庭園」は国名勝に指定されています。

👨‍👩‍👧‍👦 家族・カップルにおすすめの過ごし方

家族連れなら、まず野田市郷土博物館で醤油の町・野田の歴史を学びましょう。山田守設計の特徴的な建物や、高瀬船の模型など学芸員のこだわりが詰まった展示を楽しめます。同じ敷地内の旧茂木佐平治邸(市民会館)で大正時代の醤油醸造家の邸宅を見学した後、徒歩5分のキッコーマンもの知りしょうゆ館で工場見学をするのがおすすめです。醤油のお土産ももらえるので、子どもたちも喜びます。

カップルには、国登録有形文化財の建物をゆっくり鑑賞しながら、野田の醤油文化の歴史に触れるのがおすすめです。旧茂木佐平治邸のアールデコ調の美しい洋館部分は写真撮影にも最適です。土日祝日なら「むらさきの里 野田ガイドの会」の常駐ガイドに案内してもらうとより深く理解できます。上花輪歴史館の国名勝「髙梨氏庭園」を散策するのも風情があります。

🚗 アクセス・基本情報

所在地:千葉県野田市野田370-8

アクセス: 【電車】

  • 東武野田線(東武アーバンパークライン)「野田市駅」より徒歩約10分
  • 東武野田線(東武アーバンパークライン)「愛宕駅」より徒歩約12分

【バス】

  • まめバス「市役所前」バス停下車すぐ

駐車場:あり(無料)

開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日:火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月29日〜1月3日)、展示替え期間

料金:

  • 一般:100円
  • 小中学生:50円

問い合わせ:04-7124-6851

公式サイト:https://noda-muse.jp/

👍 こんな人におすすめ

醤油の町・野田の歴史を学びたい人

山田守建築に興味がある人

国登録有形文化財の建物を見学したい人

江戸時代の醤油醸造について知りたい人

企業城下町の発展史に興味がある人

キッコーマンと野田の関係を知りたい人

大正時代の醤油醸造家の邸宅を見たい人

🌳 周辺スポットと合わせて楽しむ

キッコーマンもの知りしょうゆ館(野田市):徒歩約5分、無料で醤油の歴史を学べ、お土産ももらえます

上花輪歴史館(野田市):醤油醸造家・髙梨兵左衛門家の邸宅と国名勝「髙梨氏庭園」を公開しています

興風会館(野田市):キッコーマン創業家が寄付した洋館で、国登録有形文化財です

清水公園(野田市):日本最大級フィールドアスレチックがある公園です

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次