里見公園の魅力
里見公園は、市川市の江戸川に面した下総台地の西端にある広さ約8.4haの市立公園です。江戸川を見下ろす高台に位置しており、スカイツリーや富士山までの絶景が楽しめます。春は約300本の桜が咲き誇り、市内屈指の花見の名所として知られています。古墳時代から戦国時代、そして現代までの歴史が詰まった公園で、季節の花々を楽しみながら歴史や文化も学べるスポットです。
見どころ
国府台城跡
里見公園の地形を見ると、江戸川に向かってコの字型に二重の土塁が築かれていたことがわかります。その土塁の外側を空堀が囲っていたとされる、これが国府台城の城跡です。この城は1479年(文明11年)に太田道灌が築いたものと伝えられています。その後、1538年と1564年の2度にわたる国府台合戦で里見氏と北条氏が激戦を繰り り返し、1590年に徳川家康が関東を治めると江戸を見下ろす地であることから廃城となりました。
夜泣き石と里見群亡の碑
1564年の国府台合戦で戦死した里見広次には12~13歳の姫がいました。安房の国からはるばる国府台を訪ねて父の霊を弔いましたが、身も心も疲れ果て、そばにあった石にもたれながら父の名を呼び続け、とうとう息が絶えてしまいました。以来、夜になると悲しい声が聞こえてくるとされる「夜泣き石」は、里見群亡の碑に隣接して保存されています。
北原白秋の旧居「紫烙草舎」
「からたちの花」「砂山」などの詩で親しまれている詩人北原白秋が、大正5年の夏から約1年間住んでいた小岩の離れを江戸川区から移築し、公園内に復元したものです。白秋自身が「紫烙草舎」と名付けた建物で、当時のままの姿で保存されています。
桜とバラの名所
公園の南半分は西洋式庭園で、ソメイヨシノ約240本やサトザクラなど約300本の桜が植えられています。桜まつりの期間中は土日に夜の8時までライトアップされ、夜桜見物も楽しめます。また、噴水広場には約93種・約600本のバラが育てられており、5月と10月が見頃です。市川市の市花がバラであることもあり、バラ園は公園の人気スポットの一つです。
その他の史跡
明戸古墳の石棺(古墳時代後期、6世紀後半~7世紀初頭の豪族の墓と推定)や、弘法大師が発見したと伝えられる湧き水の「羅漢の井」も園内に保存されています。また、園内には市川市最高標高地点もあり、その高台から東京の街並みが一望できます。
👨👩👧👦 家族・カップルにおすすめの過ごし方
家族連れなら、まず噴水広場の桜やバラを楽しみましょう。近くに児童遊具や芝生広場もあり、子どもたちが楽しめる環境です。その後、北側の樹林へ散策すると夜泣き石や明戸古墳石棺など歴史的な史跡を巡れます。高低差のある自然の歩道はハイキングのような気分を味わえます。里見茶屋では軽食やソフトクリームも販売されているので、休憩にもぴったりです。
カップルには、桜まつりの季節に訪れるのがおすすめです。噴水広場の桜を楽しんだ後、北原白秋の旧居「紫烙草舎」を見学し、国府台城跡の土塁を散策するコースがおすすめです。江戸川を見下ろす高台からの絶景も楽しめます。近くの江戸川堤や矢切の渡しと結んで散策コースにすると、さらに充実した散歩になります。
🚗 アクセス・基本情報
所在地:千葉県市川市国府台3丁目9号
アクセス: 【電車・バス】
- JR市川駅または京成国府台駅から「松戸車庫」行きバス、「国立病院」下車 徒歩5分
- 京成本線「国府台駅」から江戸川堤を歩いて約15分
【車】
- 東京外環自動車道「市川北IC」より約10分
- 京葉道路「市川IC」より約20分
駐車場:公園斜面下江戸川沿い・約40台・無料(8:00~17:00)
バーベキュー:お花見広場で可能(直火禁止、利用時間10:00~16:00)
桜見頃:3月下旬~4月上旬 バラ見頃:5月・10月
問い合わせ:047-372-0062(園内管理事務所)
公式サイト:https://www.city.ichikawa.lg.jp/gre04/1111000001.html
👍 こんな人におすすめ
春の桜お花見を楽しみたい人
戦国時代の古戦場や史跡を巡りたい人
バラ園を楽しみたい人
江戸川や東京の絶景を望みたい人
北原白秋など文化的遺産に興味がある人
矢切の渡しなど周辺の散策と組み合わせたい人
🌳 周辺スポットと合わせて楽しむ
矢切の渡し(市川市):江戸川を渡る昔ながらの船渡しで、散策コースの締めに楽しめます
じゅん菜池緑地(市川市):約130本の紅白梅林があり、2月から3月初旬が見頃です
真間山弘法寺(市川市):大切なお寺で、春の桜も楽しめます
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